コロナ対策のマスクの着用について、３月１３日から「個人の判断」となりました。緩和初日、マスクを着用していない人に話を聞くと…。
（３０代）
「やっと解禁になったなという感じ。満員電車や人混みの場所では着けていこうかなと思うんですけど、基本的には着けない方向で」
３年間続いたマスクの着用。３月１３日から医療機関を受診する時などを除き、着用は個人の判断に。ただ、１３日朝のＪＲ大阪駅前では、ほとんどの人が着用していました。
（４０代）
「まだしばらくは外さないでおこうと思うのと、あと３年間ずっとマスクだったので、いまさら外すのはちょっと恥ずかしいなというのも」
関西空港では感染対策を呼び掛けるポスターが取り外されました。北海道に旅行する３人組。コロナ禍で友人になったそうで…。
（北海道に旅行へ行く３人組）
「（Ｑマスクを外したお互いの顔を見てどう？）かわいいです。マスクを外して写真を撮れたらいいなと思います」
ＪＲは在来線や東海道・山陽新幹線の車内でのマスク着用を個人の判断とし、これまで控えるように呼び掛けていた座席の回転も１３日から可能になりました。
１３日午前の大阪市北区役所。大阪市の市役所・区役所などでは、窓口で応対する職員は着用。それ以外の職員は個人の判断としていますが、ほとんどの職員が着用していました。
（区役所職員）
「まわりの職員もおりますので、お互いのために着用するようにしております。（Ｑマスク緩和が進み心境の変化は？）女性なので、やっぱり久しぶりに『あっ口紅…』みたいな。メイクをちゃんとせなあかんなと」
マスクルールの緩和で高まるメイクへのニーズ。大丸梅田店の化粧品売り場では、今年２月のメイクアップ用品の売り上げが去年の２月に比べて１．５倍に増えています。
（客）
「（Ｑきょうというこの日を？）待っていました。（今まで化粧は）目だけ。これからは口紅いっぱいつけられるから、うれしいなと思います」
「（マスクで）どうせ見えないしっていうので手を抜いているところがあったので。だいぶリップで顔の印象変わるので」
売れ筋は艶の出るリップ。大丸梅田店では、従業員はマスク着用を継続して、入り口などでの消毒・検温は続けるということです。
大阪の遊園地・ひらかたパークの対応どうなっているのでしょうか。
（アナウンサーリポート）
「各アトラクションに貼られている『お客さまへご協力のお願い』の看板なのですが、マスク着用の呼び掛け部分が消されています。ただ、アトラクションに乗っている方はみなさんマスクを着けて楽しんでいます」
これまでジェットコースターなどの絶叫マシンに乗る前には、マスク着用を呼び掛けてきましたが、１３日から来園者は個人の判断となりました。
マスクをする人が多い一方、外して楽しむ人は次のように話しました。
（来園者）
「息がしやすい」
「耳がいたくない」
「とらなかったら『とっていいよ』って言われているのに外すタイミングがなくなっちゃって、結局とらなくなっちゃう。マスクも結構お金かかっているので」
（来園者）
「表情がわかりやすいので、すごく楽しめています」
「（Ｑ一方で、妹さんはマスクをしていますが、どうして？）恥ずかしいからです。見た目にもマスクがあった方がかわいく見える時もあるし、長い間していたのでその安心感もあります」
園内では従業員はマスク着用を続けますが、来園者がちらほらマスクなしで楽しんでいる姿を見て、ひらかたパークの担当者は…。
（ひらかたパーク事業部 田中逸馬さん）
「お客さまが喜んでいる姿を見て仕事を頑張っていけるところがありますので、笑顔がたくさん見られるようになるとすごくうれしいなと思いますね」
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