〜こども用の日焼け止め 間違った選び方3選〜
① オーガニック成分配合
最近、多くの人が「オーガニック」と聞くと、何となく「安全」とか「自然だから安心」といったポジティブなイメージを持つ傾向があります。
しかし、これは非常に誤解されやすいポイントです。
オーガニックであれば何でも体に良いとか、全く害がないと信じてしまう人が多いのです。
実際に、このオーガニックという言葉がマーケティングの一環として多用されており、消費者の不安や安心感を利用して売り上げを伸ばしているケースも少なくありません。
特に、食品や植物由来の成分を強調した商品、さらにはこども用の日焼け止めなどでは、オーガニックを前面に押し出した製品が非常に多く見られます。
しかし、ここで一度冷静になって考えてみてください。
オーガニック成分であっても、それが絶対に安全であるとは限らないのです。
実際、皮膚から吸収される成分の中には、アレルギー感作(アレルギー反応を引き起こす可能性のある状態)を引き起こすものもあります。
もちろん、これらの製品は事前にアレルギー検査を通過しているため、そのまま使ってもアレルギーが発生する可能性は非常に低いとされていますが、それでもリスクが完全にゼロではありません。
さらに、オーガニック成分を配合すること自体が本当に必要なのかという疑問もあります。
効果的で安全な製品を作るために、必ずしもオーガニック成分が必須とは言えません。
むしろ、余計な成分を追加することで、逆に不必要なリスクを背負うことになる場合も考えられます。
そのため、こどものことを本当に考えるのであれば、単に「オーガニック」というイメージだけで商品を選ぶのではなく、実際の効果や安全性をしっかりと確認することが大切です。
② 酸化亜鉛フリー
「酸化亜鉛フリー」と書かれた製品を見ると、アレルギーを気にする親御さんたちにとっては一見魅力的に映るかもしれません。
しかし、実際にはごく一部の酸化亜鉛に対して特定のアレルギーを持つお子さん以外は、酸化亜鉛が含まれていてもほとんど問題なく使用できる場合が多いのです。
むしろ、酸化亜鉛は日焼け止めとして非常に効果的な成分であり、これが配合されていないと、紫外線の中でも特に危険なロングUVAを十分に防ぐことが難しくなります。
ロングUVAは、皮膚の深い層である真皮にまでダメージを与える恐れがあり、これを防ぐためには、酸化亜鉛が重要な役割を果たします。
つまり、酸化亜鉛を配合することで、真皮へのダメージを効果的に防ぐことができるのです。
そのため、酸化亜鉛が含まれている日焼け止めを選ぶことは、特にこどもの肌を守るために非常に重要なポイントとなります。
③ 石鹸で落とせます
「石鹸で簡単に落とせます」と書かれている日焼け止め製品も、親御さんにとって非常に魅力的に感じられるかもしれません。
特に、小さな子どもを持つ親としては、洗浄が簡単な製品を選びたくなるものです。
しかし、この表記には注意が必要です。
なぜなら、多くの製品では「石鹸で落とせる」と書かれているものの、それはメーカーの独自調査によるものであり、実際には石鹸で落とせない製品の方が圧倒的に多いです。
特に、ノンケミカルで酸化亜鉛が配合されている日焼け止めの場合、石鹸だけでは完全に落としきれないことが多いです。
実際に、石鹸で落ちると書かれているからといって、安心してしまうと、肌に残った成分が肌トラブルの原因となる可能性もあります。
そのため、より確実で子供の肌に優しい方法としては、ベビーオイル洗顔が最適です。
ベビーオイル洗顔の正しいやり方は、発案者であるmimiさんのアカウントで確認してください。
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