気象庁によると、4月29日には「4月の観測史上最も強い紫外線量」を記録。
“真夏並み”の紫外線に欠かせない、日焼け止めの選び方を調査しました。
■日焼け止め素朴なギモン 紫外線対策は
南波雅俊キャスター:
日焼け止めについて調べてみました。まず「SPF50」とか「PA++」は何かわかりますか?
元競泳日本代表 松田丈志さん:
数字は多ければ多いほど良いと思って買っていました。
南波キャスター:
実はそういうことでもないということを、表参道美容皮膚科の三宅真紀副院長に伺いました。
<肌に影響する紫外線>
まず、紫外線から説明していきます。肌に影響する紫外線は大きく分けて2つです。
UV-A=シワ・たるみの原因になる
UV-B=肌が黒くなる・シミの原因になる
<日焼け止めに書かれている数字>
PA=UV-A(シワやたるみの原因)を防ぐ効果の程度の値。市販品は「+」~「++++」までの4段階。
SPF=UV-B(シミや肌が黒くなる原因)を防ぐ効果の指標。国内では最大「50+」まである。
■日焼け止め「SPF」の意味は
南波キャスター:
PAは数字が大きいほど効果が高いとされていますが、SPFは「時間」なのです。
SPF1あたり約20分効果が続くであろうという持続時間、つまり「SPF50」だと約17時間は効果が続きます。
ただ、「とりあえずSPF50買っています」というのは必ずしも正しいとは言い切れないということです。
表参道美容皮膚科 三宅真紀副院長
「SPFが高いと洗顔料だけでは落ちにくいので、残ると肌荒れの原因にもなりかねない」
クレンジングなどを使ってしっかり落とさないと落ちないかもしれないということで、基準も聞いてみました。
SPF20=近所に買い物に出かけるなど普段使い
SPF30=軽いレジャーや屋外スポーツ
SPF50=1日かけて行うレジャーやマリンスポーツ
PA=普段使いだったら「++」か「+++」で良い
数字の大きいものをたくさん塗ればいいのかどうかというとそういうことではなくて、こまめに塗り直すことが大事です。
■「顔用」「体用」どう違うの? 日焼け止めQ&A
南波キャスター:
女性は顔用と体用を使い分けるという声も聞きますが、顔だけ高級な日焼け止めを使うのは意味があるのでしょうか?
表参道美容皮膚科 三宅真紀副院長
「顔は体よりも皮膚が薄いので、顔用とされているものは日焼け止め成分だけではなく美容成分を含んでいるものもあり、良いものを使うのは◎」
実は家の中でも日焼けします。UV-Bはほとんど窓ガラスで遮断できるそうですけど、UV-Aは窓ガラスを通過するので室内でも日焼け止めをすることが大事です。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-insiders.html
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.html